誤解について
とにかく誤解されることが多い。
えっ、そんなつもりで言ったんじゃないのに…
ええー!そういう風に取るの?
いやいや責めてるんじゃなくて、ただ意味を確認しただけなのに。
いや違う!睨んでるんじゃなくて目が悪すぎてものすごく目を凝らさないと見えないんです…
いや全然眠くないです。めちゃめちゃ起きてます。むしろ今調子いいほうです。
いやはじめっからこういう顔と声なんです、怒ってないです、文句言ってないです。
いえいえ今は喜んでないです、むしろ怒ってます。
とにかくやること成すこと誤解だらけで毎日生活しています。
なんか他の人より誤解されやすい体質なんでしょうか?それとも皆んなこんな風に誤解されながらも気付かなかったり、気にしなかったりして流して生きてるんでしょうか?
出来ることなら自分の意図するところが正確に他人に伝わればいいのに、と思うけれど、よく言われるように、完全に正確に何かを自分以外の人に伝えることは不可能で、それぞれ誤解しながら生きていて、だからこそ世界は回っていく、と思うべきなのか…。
言葉は記号ではあるけれど、その組み合わせいかんで、それぞれが違う捉え方をするのかもしれないし、声のトーンや普段の行動からくる固定観念で意味が変わってくるのかもしれない。
そうは言っても、やっぱり正確に伝わるに越したことはないんじゃないだろうか。
思ったことがほんとに伝わる他人がいたら、それがソウルメイトってやつなのかもしれない。どこかにそんな人がいたらなあ。生きてる間に出会うことがあるのか。ある気が全くしないけど、あればいいのになあ。
共感覚について
数字や文字に色のイメージが付いてまわる共感覚人間です。
8年前くらいに気付きました。
それまでは皆んなそんなもんだと思って暮らしていたのですが、どうやら違うらしいってことが色んなきっかけで分かりました。
例えば職場で電話番号が1と2と3で構成されてる人がいて、可愛い色合いですね〜って褒めたら、「い、いた〜!」と発見されました。
ちなみに、1は白、2は黄色(あひるのくちばしみたいな色)、3は桃色です。
日常生活で影響があるのは、例えばスーパーでトレイに入った肉を買う時。295gは黄色と赤と黒なので、色合いがどぎつ過ぎてあまり好きではありません。287gくらいにしてもらえると、黄色と緑と黄緑なのでまだマイルドな色合いで好ましい感じです。
そんなことをいちいち感じるので、値段と色の好き嫌いの両方でどれにするかを選びます。
個々の漢字や漢字の固まりにも色があり、兵庫県は茶色、埼玉県は桃色、大阪は黒です。愛知県は茶色と赤を混ぜた変な色です(あくまで色のイメージです。他意はありません)
共感覚と関係あるか分かりませんが、小さい頃から色に対するこだわりが強い方で、大人になってからも好きではない色の地名には住む気になれず、不毛な理由で避け続けています。
なんかの記事で、赤ちゃんの頃は大概みんな共感覚があり、それが大きくなるにつれ、その脳神経の繋がりがなくなっていくけれど、大きくなってもたまに残る人がいると。
そしてHSPには共感覚のある人が多いと、これまた何かの記事で読みました。
でも現実世界でまだ自分以外の共感覚人間と会ったことがありません。
まだ見ぬ友よ〜、同種の仲間よ〜。
交信を求む。
物々交換について
私にも一応血を分けた兄弟というものがおり、兄が1人いる。
子供の頃、その兄がよく物々交換を持ちかけて来た。
自分の勉強机の中から金目の物(へんな消しゴムとか)を提示してきて、私もその申し出に対し、勉強机のドラえもんが出てくる位置の平べったい引き出しを外して、この中からどうだ、と兄にとっての金目の物を提示するのだ。
何らかの問答のあと、大抵兄に取ってのみ有利な取引は終了し、兄の引き出しの中身と私の引き出しの中身のほんの一部が入れ替わった。
あれは何だったんだろう…。あの取引が行われた意味とは…。
何かと言えばケンカばっかりの、えらそうで暴力的な兄であった(まだ生きてるけど)。それなのに、親が見ていない場所で何故か時折り行われた物々交換の一瞬だけは、戦争中のモラトリアムのような、側からみたらまるで仲の良い兄弟みたいな、ほんの少し楽しくもある不思議な時間だったのである。